news12004年度版改訂のポイント
news2予備審査がなくなる

審査登録機関による予備審査が行われなくなります。

これまでISO9001・14001の両規格についてJAB(日本適合性認定協会)より認定を受けている審査登録機関が審査を行う際、一般的に以下のような流れて行われていました。

1)申請→2)予備審査→3)登録審査(通称:本審査)

それぞれの意味としては・・・

  1. 文字通り申請で、面倒な申請用紙にいろいろを書き込んで審査登録機関に申し込むためのものです。
  2. 審査登録機関の審査員に1〜2日程度、受審企業まで出向いてもらい、現段階で「規格の要求事項を満たせているか」を手順所などの文書面と、現場における運用面との両面でチェックしてもらい、「このまま登録審査にいっちゃっていいかな?」を判断してもらうためのものです。 状況によっては、「ここは規格を満たしてませんよ」ないしは「こう直したほうがいいんじゃないでしょうか」といった指摘・助言が与えられます(てました)。
  3. こちらは受審企業が規格の要求事項に適合しているかを判断するための審査で、当然、助言めいたものはありません。 費やす日数(工数)も決まっており、結論は合否のみです。

■予備審査の扱いが変わります■
この予備審査、既述の通り、実施後に一定の指摘や助言が与えられるわけです。当然、受審企業はそのオコトバが欲しくて依頼しています。しかしながら、この指摘や助言を行うことが、コンサルティングに準じた活動=白黒つけることがシゴトである審査機関にはふさわしくない活動、という判断がなされたのです。 なんでも、一部の審査登録機関の行為がなにやらグレイで、JABが公正を期すために英断を下すことになったようです。

■ケースによっての解釈■
ということで、JABから認定を受けている審査登録機関は、2005年4月1日より、「予備審査」と証する活動を実施する場合、その前提によって、管理が必要になりました。
前提は以下の三つです。前置きが長くなって恐縮です。

  1. 予備審査を審査登録活動の内、「審査準備活動」として行う場合
  2. 予備審査を審査登録活動の内、「審査活動(の一部)」として行う場合
  3. 予備審査を審査登録活動以外の活動として行う場合

三つの前提のうち、冒頭で説明した「一般的な審査の流れ」に照らすと、1の前提で行われてきたことは明白であります。

それぞれに対応して、今後求められる「管理」とは以下です。
1.「審査準備活動」として行う場合
その行為(予備審査)が、以下のどれを意図して行うのかをはっきりさせた上でおこなうこと。が必要です。

  1. 審査のための情報把握を目的とした活動
  2. 審査に入る前に行い、審査に入る準備ができているかどうかの判定のみを目的とした活動
  3. @およびAをの目的を兼ね合わせた活動

ここまで見ると、別にいままで通りでいいような感じがしますが、今回の一連の措置の理由を考えれば当然のことですが、「ここが足りませんなぁ」というような不適合指摘をおこなったら×なのです。 インタビューはするけど、いいとも悪いとも言わないのでは、受審企業の社長さんは怒ります。 ということで、カネと効果と時間が大事な資本主義の国で、こんなことは有償で行えません。

2.「審査活動(の一部)」として行う場合
れっきとした登録審査の一部を構成する活動として、本番の登録審査との関連性を明確にし、JABから認定されている審査の仕様に求められる要求事項をすべて満たした条件で実施すること。が必要です。

これも、素人目には、なんだか可能なように感じますが、JABから認定されている審査としての要求事項の範囲内において、受審企業が予備審査に期待するようなアウトプットを提供することは、審査機関として、新たに審査スキームを組みなおしたり、審査員の再教育やらで現実的ではなく、これに対応しようという審査機関は出てこないと思われます。

3.審査登録活動以外の活動として行う場合
これは、例え、その活動が断片的、部分的なものであっても、審査機関がもともと禁止されているコンサルティングサービスとみなされます。から、やってはだめ。ということです。

■結論、予備審査は事実上行われなくなります■

以上、単純なことを複雑に説明してまいりました。しかしながら、当方で入手した資料は、もっとわかりにくい表現で彩られておりましたので、これでもマシです。

既述の3つのケースを見ると、今後、審査登録機関は本来の白黒判定機関としての機能に特化し、いい意味でも悪い意味でも性善説的な指摘・助言・指導めいた行為は一切行わなくなるものと思われます。

■おまけ:コンサルタントのシゴトに変化はあるか■

規格の要求事項が普通に理解できていて、審査員の着眼点がわかっていて、妥当な手順と体裁でシステムづくりをキチンとやっているコンサルタントであれば何も変わらないはずで、今回の措置を受けてコンサル工数が増えるということもないはずです。 しかし、一夜城のようにとりあえず形だけ作って、予備審査で「肉を切らせて」本審査で「骨を裁つ」方式でやっているところは、、ちょっとこまるかもしれませんね。




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